見つけにくい、お店。

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前回ブログをアップしたのは、昨年の12月だ。もう半年も、ご無沙汰していた。

話すことがなかったわけでも、もちろん時間がなかったわけでもない。

ただただ、私の怠惰で、ここまでブログを放置してしまったのだった。

ごめんなさい。実は、私のブログを読んでくださった人が数名でもおられることを

知って、とても嬉しかった。だから、その人達への「ごめんなさい」です。

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5月11日で、私の店は1歳になった。

お座り、ハイハイから、ようやく立ち上がってヨタヨタと、危なっかしいけれど歩き始めた

幼子と同じようなもの。日々大切に、育てている最中。

最初はちぐはぐだったかもしれない、私とお店。

それが毎日一緒に時間を過ごすことで、だんだんしっくりと馴染んできた。

今ではこの店は、私そのものと言っても過言ではないくらい、私を表現してくれている。

私の好きな音楽、好きな香り、好きな花。店に置くものはすべて私が選んでいる。

ここはワインバーというより、わたしの感性を形にした、小さな部屋のようなものかもしれない。

ワインも、ブランドや知名度ではなく、私が心から美味しいと思えるものを探している。

私は好きな物に囲まれて、好きなワインと共に、ここで過ごす時間を持てている。

それはとても幸せな事。

そしてもっと幸せだと思うのは、私が選んだワインを、美味しい!と言って飲んでくださるお客様がいる、という事。

本当に、有難い。ただ、私の店の場合、見つけてもらうまでにすこし時間がかかるかもしれない、と思っている。

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バーアヴァンブーケは、すすきのの第4藤井ビルというテナントビルの3階、西側の突き当りにある。

路面店ではないし、フロアの造りもあってか、場所が分からなかった、と何度か言われたことがある。

更に、私の店の看板には一切日本語表記がないので、大体の人は、「ここは何の店なんだろう?」ということになる。

入口ドアは透明硬質フィルムでと木枠の格子状なので、正面の様子は見える。ただ、入口右手にある壁に遮られて

店内の様子はほぼ分からない。様子が分からない店に入るのは、誰だってちょっと勇気がいる。

しかも最近、施錠営業を始めた。かねてから、「女性一人なんだから、鍵は閉めておいた方が良い」と数名の方々から

アドバイスをいただいていた事もあり、オープン1年を機に、玄関横にドアベルを付けて施錠するようにしたのだ。

つまり、私の店にようやく辿り着いたとしても、「ピンポン」しないと、ドアは開かない!

相当見つけにくい、分かりづらい、入りにくい店、という事が伝わっただろうか?

それでも、この数々のハードルを乗り越えて、果敢にドアをノックないしはピンポンしてくださる、新規のお客様が最近、ぼちぼちと現れている。

ビル1階の掲示板に店の広告プレートを貼った効果か、日々、コツコツとグーグルに写真をアップしている

効果か、理由は様々だろうが、本当に有難いとしか言えない。

一週間の大半の時間は、一人静かにここで過ごしている。たまにお客様が来店されて、一緒にお話ししたり

ワインを頂いたりする時間は、私にとっては至宝の時間だ。

こんなに見つけにくいお店だけれど、「見つけられてラッキー」と思っていただけたら、幸いだ。

店が2歳になる頃、少しは成長した姿であってくれれば、嬉しい。

それまでは焦らず、この場所で好きなワインを開けながら、お客様との出会いを楽しみに待とう。


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