Bouquet~人の気配がある中で。

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最近、静かな日が続いている。

誰も来ない日も、よくある。

そういう時、私はお店でどんなふうに過ごしているか、ちょっとお話してみたい。

もちろん優先順位はお店関係の仕事。

料理の仕込み、経理作業、ワインの在庫確認、ワインの発注、今夜開ける予定のワインの選定。

それから大事なのが、SNS発信。インスタのストーリーズや投稿、食べログ、ライン公式アカウント、Google マップ

そしてHP。

それらの作業が全部終わっても、まだお客様は来ない。

そういう時は、私は仕事ではない、自分の趣味の時間に切り替えることにしている。

お客様が来ないな、誰か来ないかな、と常に考え続けることは、精神的にかなり消耗する。

毎日この調子なら、根性のない私のこと、あっさりと撤退することを考えかねない。

だから、一通りの仕事関連の作業が終了したら、あとは自分の時間を楽しむことにしている。

本を読む、ワインの勉強をする、フランス語の勉強をする、そして最後はアマプラで

今夢中になっているアメリカのドラマを観てしまう(笑)。でもこれはよほど暇で暇で、という時以外

まず、しない。

ここは私の店であると同時に、私のもう一つの部屋でもある。

実は、私の店に来るお客様にも、ここを第二の自分の部屋のように思って欲しい。

一番奥のテーブル席は、大抵誰も使っていない。

ここに陣取って、ブックシェルフに並んでいる本を一冊手に取る。

そして、ワイン、好きなワインをグラスに一杯オーダー。

もしちょっと何かつまみたければ、その日の一品やナッツなどを手元に置いて。

あとは、ゆったりと椅子に身体を預けてリラックス。パラパラと本をめくりながら

更けていく夜を過ごす。

ここは、誰かがいる場所。でも、一人で過ごすことができる場所。

スタバでコーヒーを飲みながら勉強したり、本を読んでいる人達と同じように

ここで本を読んだり、パソコンを開いてもいいし、誰かと話したければ話してもいい。

「家に帰れば一人、でも今夜は誰かの気配の中で過ごしたい。」

そう思う夜があるなら、Bouquetに来てほしい。

ここは、そういう誰かを待っている場所だから。

第4藤井ビル3階、一番端の赤い扉の奥。

あなたのもう一つの部屋に、ようこそ。


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